ぼのぼの(10)
シマリスくんはおとうさんから呼ばれて、「わが家に代々伝わる大切なもの」を渡された。
それが何なのかがわかれば、親が子にゆずるものだという。
シマリスくんは調べはじめたが、ぼのぼのに聞いても、ぼのぼののおとうさんに聞いても、アライグマくんに聞いてもわからない。
ぼのぼのは木に登れない。
こんな木に登ったら、どんな気持ちになるかなあ。
前にも一度登ってみたことがあったけど、どうやったらいいかわからないんだ。
アライグマくんが木登りを教えてくれることになった。
ぼのぼのはアライグマくんのまねを一生懸命してみるが、やっぱり登れない。
ぼのぼのの手にイボができた。
おとうさんにもイボがある。
ぼのぼのとおとうさんが「イボ勝負」をしたら、おとうさんイボが勝った。
ぼのぼのとおとうさんは「イボ勝負」をみんなに広めようとでかけた。
「イボ勝負」はイボとイボで押し合って、イボが早くもどった方が勝ちだ。
アナグマくんはアライグマくんのともだちなのだ。
だけどアナグマくんはちょっとヘンなのだ。
アナグマくんは今日もでんぐり返りをしていた。
アライグマくんはむしゃくしゃして、アナグマくんと道を通るやつをかたっぱしからいじめる遊びをはじめた。
ぼのぼのが通りかかった。
ぼのぼののおとうさんが旅に出るという。
雲がふたつでている下のあたりに行くという。
おとうさんはよく旅に出る。
おとうさんはどんな風に旅をするのだろう。
きっといろんなことをしながら旅をしているにちがいない。
ぼのぼのはこっそりあとをつけてみることにした。
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